抜け荷[語句情報] » 抜け荷

「抜け荷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

抜け荷の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
生死卍巴」より 著者:国枝史郎
こう云って来て、フッと話を横へ外らせた。 「松倉屋の前身を知っているかな?」 「抜け荷買いをしたとか聞き及びましたが」 「抜け荷買い、さよう、その通りだ。……で....
白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
のが三四人、今も見物で一所ですがね。すぐ切上げてもいいんですの。ちょっと一座敷、抜け荷を売りゃ……すぐに三十と五十さ、あなた。あなたの遊興は、うわになるわ。 ....
山の人生」より 著者:柳田国男
刀|一梃を与へて帰らしむ。其後数日来ずと謂へり」。これなどは秘密を誓約した人々の抜け荷だから、若干の懸値があっても吟味をすることが困難である。 山人も南九州の....