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「抜粋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

抜粋の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ルス・ルンド(Troels Lund)の記すところによってここにその演説の一部の抜粋を試みようと思う。 ティコはこう言った。『星の影響を否定する者はまた神の全....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
作者のでたらめでないという証拠に、英航空専門誌“Flight”に載った講演記事を抜粋してみよう。講演者は、ナイロビ、ムワンザ間のウイルスン航空会社のファーギュス....
読書法」より 著者:戸坂潤
教授の『ファシズム論』(唯物論全書)中の論文があるだけであり、夫もジローネからの抜粋にすぎぬから、本書が殆んど最初の纏ったもののように考えられる。勿論外国文では....
「黄銅時代」創作メモ」より 著者:宮本百合子
寒いもやの濃い日、朝ミス ハセガワに会う。十一時出航、 自分から出した手紙の抜粋、 三月一日付、 今日のように春らしい日差しに成って暖で、雨が降ってやんで....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
の同情が切々と溢れ出ていて、ジェネヴァに本部のある万国動物愛護会が特にこの一節の抜粋を番外週報として一般に配布したくらいである。ヴィクトル・アリ氏は来月中旬の鳩....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
らの書物が宝のように思われた。 彼はまず、学校用の古い編纂《へんさん》書から、抜粋文集から、読み始めた。それはリーリ・ラインハルトやその良人にとって、学生時代....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
た、一連の短編というよりむしろ一連の小品からでき上がった一つの長編小説を、さらに抜粋してきたものであった。他の者らの作も、同じような分量だった。二、三の一幕物、....
発明小僧」より 著者:海野十三
なるホンモノの発明も亦、無からずして可ならん哉、乃ち、商工省特許局発行の広報より抜粋して次に数例を貴覧に供せんとす。夫れ一言半句も疎かにすることなく、含味熟読あ....
双面獣」より 著者:牧逸馬
険極まるドライヴだった。 ランシングの州検事局でホテリングが署名した告白書から抜粋してみると――。 問。被告は無理やりに少女を自動車へ乗せたのではないか。 ....
「マリー・ロオジェ事件」の研究」より 著者:小酒井不木
調べるのが当然の順序であることを述べ各新聞紙から、議論を組み立てるに必要な記事を抜粋して、然る後、それを基として更に明快な推理に移って行く手際は、実に巧妙を極め....
殺人狂の話」より 著者:浜尾四郎
人未遂の罪で捕まったのであった。 当時のジュルナール・ド・ヴァランスから記事を抜粋すると次のような事実が行われた。 「一八九七年八月七日午前九時頃、プランシェ....
妖怪学」より 著者:井上円了
しとす。その説明は、すでに『哲学会雑誌』にのせて世に公にせるも、左にその一部分を抜粋節略し、かつこれに説明を付記すべし。 縁起、マジナイの類は、今日少しく学問....
迷信解」より 著者:井上円了
である。 淫祀のことにつきては『草茅危言』に論じてあるから、ここにその一部分を抜粋するに、「江州山王の祭りは神事に妄説を設けて、神輿は人の血を見ざれば渡らずと....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
の示すように八代の集、つまり『古今』から『新古今』までの勅撰和歌八代の集の秀歌の抜粋であるが、これが出来ると定家の新しい立場ははっきりしてきた。 次に書いた『....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ュリーフェンは殲滅戦略の徹底に全力を傾注した。シュリーフェンの「カンネ」から若干抜粋して見る。 「完全なる殲滅戦争が行なわれた。特に驚嘆に値するは本会戦が総ての....