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抱込む
「抱込む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
抱込むの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
振が宜くって、物の決断は良し、彼を抱込めば宜いと寺島兵庫と申す重役が、松蔭大藏を
抱込むと、松蔭は得たりと請合って、 大「十分事を仕遂せました時には、どうか拙者に....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
くばかり、包ましい腰の色気も投棄てに……風はその背後から煽っている……吹靡く袖で
抱込むように、前途から飛着いた状なる女性があった。 濃緑の襟巻に頬を深く、書生....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
て、跣足で弱々と来てすれ違った。次男の才子は、何と思ったか傘を開いた。これは袖で
抱込む代りの声のない初心な挑合であったろう。……身に沁む、もののあわれさに、我な....