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「担げる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

担げるの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
姉川合戦」より 著者:菊池寛
一説に五尺三寸と云うから、其の方が本当であったろう。だが真柄の領内で、この太刀を担げる百姓はたった一人で、常に家来が四人で荷ったというから、七尺八寸という方が本....
千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
下駄穿のまま籾の上を越して別れて行った。 「どうだいお前の体格じゃ二俵位は大丈夫担げる」 と地主に言われて辰さんの弟は一俵ずつ両手に抱え、顔を真紅にして持ち上....
播州平野」より 著者:宮本百合子
云いようがなかった。軍関係者、復員軍人、それらの大群集が、それっとばかり、矢庭に担げるだけのものをかつぎ、奪えるだけのものをかきさらって、我がちに乗りこんで来た....
町内の二天才」より 著者:坂口安吾
ッぱなしだったなア。牛肉屋の牛じゃアあるまいし、それでも今日テンビン棒が一人前に担げるようになったのはお天道サマのお慈悲だなア。その倅が、クラゲの運動会じゃアあ....
」より 著者:吉川英治
この与右衛門の眼からは郷士であろうと、子であろうと、何者でも皆、一日いくらの土が担げるかと思う、一箇の人足に過ぎないのだ。たとえ、御領主様がここへお出であろうと....
山の人生」より 著者:柳田国男
いっている。労賃は握り飯だとある。材木一本に一個二本に二個。持って見て二本一度に担げると思えば、一緒にして脇へ寄せる。約に背いて例えば二本に握り飯一つしか与えな....