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招じ入れる
「招じ入れる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
招じ入れるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「箕輪心中」より 著者:岡本綺堂
の殿様であった。 十吉もやっと気がついてびっくりした。なにしろこちらへと慌てて
招じ入れると、外記は更にうしろを見返って無言で招いた。 今まで見いださなかった....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ない。山に棲む獣に相違ない」 それを陳に教えた者があったので、陳は早速に居士を
招じ入れると、妻はその姿をみて俄かに懼れた。居士は一紙の墨符を書いて、空にむかっ....
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
利家の府中城下にさしかかった時は、従う者僅かに八騎、歩卒三四十人に過ぎない。利家
招じ入れると勝家、年来の誼を感謝して落涙に及んだ。勝家、利家に「貴殿は秀吉と予て....
「秦の憂愁」より 著者:豊島与志雄
の段御容赦下され度く候。 星野は飛び上った。廊下には一人の中国人が待っていた。
招じ入れると、彼は恭しく一揖して、扉のそばに佇んだきりだった。星野はじっと眺めた....