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「拝誦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

拝誦の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
二十世紀旗手」より 著者:太宰治
れることと存じます。四日、深夜。太宰治。」 「拝復。四日深夜附|貴翰《きかん》拝誦《はいしょう》。稿料の件は御希望には副《そ》えませんが原稿は直ちに御|執《と....
」より 著者:太宰治
紙をいただきました。御支持をありがたく存じます。また、この前のお手紙も、たしかに拝誦いたしました。私は今日まで人のお手紙を家の者に見せて笑うなどという失礼な事は....
虚構の春」より 著者:太宰治
うね? さあ、私に明朗の御返事下さい。黒田重治。太宰治学兄。」 「貴翰《きかん》拝誦。病気|恢復《かいふく》のおもむきにてなによりのことと思います。土佐から帰っ....
狂言の神」より 著者:太宰治
先生は毎晩ここにおいでになるのでしょうか。私は、先夜、先生の千人風呂という作品を拝誦《はいしょう》させていただきましたが、やはり興奮いたしまして、失礼ながらお手....
仇討三態」より 著者:菊池寛
座禅儀」を口のうちで説えた。高祖|開闢の霊場で、高祖の心血の御作たる「座禅儀」を拝誦するありがたさが彼の心身に、ひしひしと浸み渡った。 彼が開枕板の鳴るのを合....
不審庵」より 著者:太宰治
つは叱咤し、かつは教訓する所存なのかも知れない。油断がならぬ。私は先生のお手紙を拝誦して、すぐさま外出し、近所の或る優雅な友人の宅を訪れた。 「君のとこに、何か....
連環記」より 著者:幸田露伴
い好みで、いずれささやかな堂ではあろうが、そこへ朝夕の身を運んで、焼香|供華、礼拝誦経、心しずかに称名したろう真面目さ、おとなしさは、何という人柄の善いことだろ....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
にした。天皇の御代には人麿・黒人をはじめ優れた歌人を出したが、天皇に此御製あるを拝誦すれば、決して偶然でないことが分かる。 この歌は、第二句ナツキニケラシ(旧....