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拝読
「拝読〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
拝読の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二十世紀旗手」より 著者:太宰治
一円です。先ずは御返事まで。匆々《そうそう》。『秘中の秘』編輯部。」
「お葉書
拝読。四日深夜、を、ことさらに引用して、少し意地がわるい。全文のかげにて、ぷんぷ....
「風の便り」より 著者:太宰治
手紙を戴きました。御礼おくれて申しわけありませんでした。短篇集は、いずれゆっくり
拝読させて戴くつもりです。まずは、御礼まで。草々。 十八日井原退蔵 ....
「虚構の春」より 著者:太宰治
謝しつつ。田所|美徳《よしのり》。太宰治様。」 「拝啓。歴史文学所載の貴文愉快に
拝読いたしました。上田など小生一高時代からの友人ですが、人間的に実にイヤな奴です....
「去年」より 著者:伊藤左千夫
一 君は僕を誤解している。たしかに君は僕の大部分を解していてくれない。こんどのお手紙も、その友情は身にしみてありがたく
拝読した。君が僕に対する切実な友情を露ほども疑わないにもかかわらず、君が僕を解し....
「パンドラの匣」より 著者:太宰治
んだ。 九月八日 マア坊 1 さっそくの御返事、なつかしく
拝読しました。こないだ、僕は、「死はよいものだ」などという、ちょっと誤解を招き易....
「新郎」より 著者:太宰治
いします。草田舎の国民学校訓導より。―― 私は返事を出した。 ――拝復。貴翰
拝読いたしました。ひとにものを尋ねる時には、も少していねいな文章を書く事に致しま....
「惜別」より 著者:太宰治
逢った事が無い。しかし、竹内氏が時たま雑誌に発表せられる支那文学に就いての論文を
拝読し、これはよい、などと生意気にも同氏にひそかに見込を附けていたのである。いつ....
「関牧塲創業記事」より 著者:関寛
藻岩村二宮|尊親氏の家に至りて親く拝せん、且つ其遺訓をも拝聴し、及び遺書をも親く
拝読せん事を切望し、尊親氏にも約する処あるを以て、此れを実行せば或は精神上に於け....
「肝臓先生」より 著者:坂口安吾
気がついたから、さッそく返事を送った。 拝復 昭和十七年四月十五日附御照会の件
拝読|仕りました。葡萄糖注射が肝臓疾患治療に欠くべからざるものなることは医者の常....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
た時、読者の一人から次のような、親切な手紙を受け取った。
前略貴作「娘煙術師」
拝読仕候、京丸の所在ご不明の由お記載に候えども、右は交通|甚だ不便の地なるも、確....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
、翌年の三月には上京されましたから、小倉からの長い手紙は、これが最後になります。
拝読。良精君近頃健康|不宜候こと承候へども、仰のとほり存外険悪に及ばずして長生せ....
「曲亭馬琴」より 著者:邦枝完二
出版は、一百三升芋地獄から、読本の通俗大聖伝まで、何ひとつ落した物のないまでに、
拝読いたしてまいりました」 「うむ、そうかい」 聞いているうちに、いつか京伝の....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
やりました。」 この引幕と書面に対する守田勘弥の返書は、こうであった。 貴翰奉
拝読候。陳者客歳六月該場開業之|砌、各位御招待申上候御報謝として、華麗之引幕一張....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
彼はプリムスにいた。その手紙が届いたのは、明日は出航という日の夜だった。「御宸翰
拝読いたしました」と彼の返事はいう、「限り知らぬ御愛情によって、陛下はいまや私を....
「茂吉の一面」より 著者:宇野浩二
高級小説になると見さくる高峰のやうな気がいたします、今度は少しく勉強して繰返して
拝読せんと存じ居ります、いつか昨年暮あたりの広津さんの貴堂の御文の評がありました....