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括る
「括る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
括るの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少女地獄」より 著者:夢野久作
氏は冷然と眼を光らせた。 「引っ括《くく》って見ましょうや」 「……エッ……引っ
括る……どうして……」 「明朝……イヤ……今朝ですね。夜が明けたら直ぐに刑事を病....
「人間レコード」より 著者:夢野久作
を聞いたので外務省が初めて決心が出来たんだ。大ビラで売国奴の名を付けて古川某を引
括る事が出来たんだ。みんな予定の行動だったのだよ。徳山と岡山と、広島と姫路にはそ....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
ものを被《き》る。袴《はかま》短く、裾や袖《そで》は括緒《くくりお》があって之を
括る。身分の低い者のは錦などでは無いが、先ずは直垂《ひたたれ》であるから、鎧直垂....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
いることが気附かれます。それは悉く「手結」と呼ぶ方法で織られます。絣になる部分を
括る時、単位を定め、その組立で模様を生むようにしてゆきます。いわば数理の法則で、....