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「持久力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

持久力の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
」は理想主義の齎《もたら》した心の強味で、媚態の二元的可能性に一層の緊張と一層の持久力とを呈供《ていきょう》し、可能性を可能性として終始せしめようとする。すなわ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ところへまで体をひき上げて来ようとしている、もろい土のくずれてゆくのと、手の力の持久力と、その全くのろい而も全力的な努力が必要とする時間と、それらのかね合いがど....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
がとう。ユリの薬も。非常に親切に調剤されて居ります。こまやかに作用します。神経の持久力のために、その鎮静のために。こういう薬が丁度適薬として発見されるに到った私....
層雲峡より大雪山へ」より 著者:大町桂月
歩ごとに立ち留まりて、五つ六つ息をつく。山に登るに急げば、苦しくして、疲れ易く、持久力を失い、風景も目に入らず。さればとて、度々腰を卸しては、路あまりに捗らず、....
抵抗のよりどころ」より 著者:三好十郎
経験したものとはかなり質のちがうもので、ある意味では、より困難で危険で、百倍もの持久力を必要とするものだと言えよう。この特性がつかまれたうえで、現在の抵抗論が展....