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「指物屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

指物屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
ると直に之を頭へ届けました。又た有助と云う男に手紙を持たせて、本郷春木町三丁目の指物屋岩吉方へ遣わしましたが、中々|大騒で、其の内に検使が到来致しまして、段々死....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
れを縁に金を貰おうの、お前さんの家に厄介になろうのとは申しません、私は是まで通り指物屋でお出入を致しますから、只親だと一言云っておくんなせえ」 と袂に縋るを振....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
」 「ハイ。これが今回の心理遺伝事件の暗示に使われました一巻の絵巻物で、箱は私が指物屋に命じて作らせたもので御座います。……その呉一郎と申す青年は、誰かにこの絵....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
で、その手間手数料で家計を補うとか、ことに最も多いのは手内職である。例えば靴屋、指物屋、仕立屋等の多くは、その仕事を職工兼工店という方法で家計を立てている。とい....
狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
た蔵元屋の祝言の支度が、いつからとものうダラダラになって来た。鼈甲屋や、衣裳屋、指物屋なぞの出入りが間遠になって来たのは、どうも怪訝しいと言う近所界隈の取沙汰じ....
凍雲」より 著者:矢田津世子
だな。この節あ、県下の工場さ迄貸し付けてるって評判だぜ」 将棋の手を休めずに、指物屋が口を挟んだ。 「三浦の家の山なあ、みんな買い取ったって、役場の時さんが言....
生きている看板」より 著者:小川未明
した。また町へ、旅から役者がきて芝居を打って去れば、その間には質屋の隠居が死に、指物屋の娘は嫁にいったのであります。けれど、ペンキ屋の主人の生活には、変わりがあ....