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挙兵
「挙兵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
挙兵の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「島原の乱」より 著者:菊池寛
や。事成らばよし、成らずば一族天に昇るまでの事だ」聞く者皆唯々として従ったので、
挙兵の檄文は忽ちに加津佐、串山、小浜、千々岩を始め、北は有江、堂崎、布津、深江、....
「応仁の乱」より 著者:菊池寛
居るのである。其の後、日尊に取立てられた小倉の御子で、御齢十七歳なる方が、大和に
挙兵されて居る。其の兵七十騎を従えて、錦|直垂を着用すとある。宗全雀躍して是を迎....
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
ことは何も分らない。当時、河内の東条川に拠った一小豪族に遇ぎないのだ。 恐らく
挙兵前の大楠公は、地方によく有る好学の精神家であり、戦術家であったろうと思う。 ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
。この出来事があってから、長州方はもはや躊躇すべきでないとし、かねて準備していた
挙兵上京の行動に移り、それを探知した幕府方もようやく伏見、大津の辺を警戒するよう....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
もある。多くの薩摩|隼人らが政府の要路に立つものに詰問の筋があると唱えて、ついに
挙兵東上の非常手段に訴えたために、谷干城のごときは決死の敵を熊本城にくいとめ、身....
「三人の相馬大作」より 著者:直木三十五
してしまっていたなら、正成の一生としては、仕合せであったであろうが、果して、千早
挙兵の志が、今日の如く伝わったであろうか。ここだ――」 外は、明るい陽であった....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
何に荒っぽいものであったかがわかる。密議の目的というのは薩摩の西郷さんに呼応する
挙兵の時機の問題であったが、その謀議の最中に奈良原到少年が、突如として動議を提出....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
売りたたいたりするかと思うと、他方に於て神兵隊側では、重役からの資金をあてにして
挙兵の日を延期したり、再延期に就いて幹部同志の間に対立を産んだりしている。事件は....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
、その子孫は生川の姓を名乗って現存しているという。 千鶴丸を殺させた祐親は後に
挙兵の頼朝と戦って敗死したが、彼は河津三郎の父であり、曾我兄弟には祖父に当る。曾....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
殺されそうなので、いったん大友皇子にゆずって吉野へ隠れた。しかし天智天皇の死後に
挙兵して大友皇子を殺し、自分が即位した。 この天武は古事記や書紀のヘンサンを命....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
でやるといかん。われわれの手落になって後で叱られるぞ。まあ待て。 隊一 天狗党の
挙兵を何だと思うているかッ! 貴様達如き民百姓の膏血を絞って生きている大小の鬼畜....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
やるといかん。われわれの手落ちになって後で叱られるぞ。まあ待て。 隊一 天狗党の
挙兵を何だと思うているかッ! 貴様達如き民百姓の膏血を絞って生きている大小の鬼畜....
「志士と経済」より 著者:服部之総
さかげんずい》などはわりにいい方だが、文久二年三月、同志とともに脱藩してでも伏見
挙兵に加わろうと準備最中の日記に、「金の一条には大困窮、英雄もこれには閉口なり呵....
「尊攘戦略史」より 著者:服部之総
ぐに引返していた――七月に入って御国許で英艦と戦争していた。 学習院党では討幕
挙兵の準備いっさいが成った。その機会のための大和行幸が八月十二日になって、二十七....
「大谷刑部」より 著者:吉川英治
る」 「ではまず、愚見を申すならば、上杉景勝はそも何れじゃ、直江山城、このたびの
挙兵は、旺なことだ。当時、徳川内府を向うに廻して、卑下を持たずに戦える気骨者は、....