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挙用
「挙用〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
挙用の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
薦められて至る。太祖曰く、今孝孺を用いるの時に非ずと。太祖が孝孺を器重して、而も
挙用せざりしは何ぞ。後人こゝに於て慮を致すもの多し。然れども此は強いて解す可から....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
その名声は已に広く国内に喧伝した。二十歳を数えたとき、オランダ政府の国史編纂官に
挙用され、二十四歳のとき、遂に検事総長の高官に任ぜられたが、かように迅速な立身は....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
る。これは師たる兼松石居が已に屏居を免されて藩の督学を拝したので、その門人もまた
挙用せられたのである。かつ先例を按ずるに、歯科医佐藤|春益の子は、単に幼くして家....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ある、本当かと問うと、玄石、誠に我は鬼だ、この事は仲祥から聞いただろう、我冥司に
挙用されて、泰山の主簿たらんとするも、学薄うして該通ならず。冥王の勧めに従い、辺....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
方器量学問見所あり、何某大使に従って外国に行き何々の制度|能々取調べ帰朝せば重く
挙用らるべしとの事、室香に約束は違えど大丈夫青雲の志|此時伸べしと殊に血気の雀躍....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
の文中の佐渡金山奉行とあるのは、云うまでもなく大久保長安のことである。 家康の
挙用した人物中で、大久保長安は僧天海以上の怪物であったろう。彼はもと甲州の猿楽師....