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振り解く
「振り解く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「善悪両面鼠小僧」より 著者:国枝史郎
信姫君の佇んで居られる高縁先のお庭前で、落ちるより早く身を飜えし、組まれた相手を
振り解くとひょいとばかりに突っ立った。 「へへ、これはこれはお姫様、とんだ失礼を....
「魔都」より 著者:久生十蘭
したわけか。……ハテナ」
と腕を組んで沈思する体であったが、やがてバラリと腕を
振り解くと、
「ウム、これゃいかん。俺はもうこれで失敬する」
と意味不明瞭なこ....