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振れる
「振れる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
振れるの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
《かな》わない。自分の好きなものは必ずえらい人物になって、嫌いなひとはきっと落ち
振れるものと信じている。おれはその時から別段何になると云う了見《りょうけん》もな....
「恋愛曲線」より 著者:小酒井不木
せしめ、糸の両側に電磁石を置くと、糸を通過する電流の多寡によって、その糸が左右に
振れるから、その糸をアーク燈で照すと、糸の影が左右に大きく振れ、それを細い隙間を....
「浅間山麓より」より 著者:寺田寅彦
ている。それが飛出す前にはまた振動をはじめる。飛んで来て止まった時には最初大きく
振れるが急速な減衰振動をして止めてしまう。どうもこの鳥の心の動きが尾の振動に現わ....
「言語は生きている」より 著者:中井正一
走る力感に関係が深い。ドイツ語 durch の意味と語感を同じくする。この直線が
振れると、「狂言(タフル)、戯、狂、倒」となるのである。こんなに辿ってゆけば、き....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
一八二〇年は電気学上特筆すべき事で、すなわちエールステッドが電流によって磁針の
振れることを発見した年である。 ボルタが電流を発見してから、電流と磁気との間に....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
打たれたとすれば、脳骨が砕けたことは当然だろう。しかし、これが木剣のように自由に
振れるかしらということが、誰にも疑問に考えられた。O氏はそれを僕に贈ってくれたの....