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「振付〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

振付の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
馬で二|駄も村に届いた。舞台へ出るけいこ最中の若者らは他村に敗を取るまいとして、振付は飯田の梅蔵に、唄は名古屋の治兵衛に、三味線は中村屋|鍵蔵に、それぞれ依頼す....
丹下左膳」より 著者:林不忘
夜《みや》ちゃんがいろいろと父母《ふぼ》を恋《こ》うる所作事をして見せるんです。振付けは言わずと知れた、藤間《ふじま》チョビ安。 「むこうの辻のお地蔵さん」で、....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
られる。鉄の格子をゆすぶって狂いまわる……又は何々狂乱と名付けられて花四天の下に振付けられ、百載の後までも大衆の喝釆を浴びる……という順序になる。 もっとも、....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
匹も飛んで来て、筆者の鼻の先を遊弋する。動きの取れない筆者の手の甲や向う脛に武者振付いて遠慮なく血を吸う。痒くてたまらないのでソーッと手を遣って掻こうとすると、....
塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
綺麗でございますから、猶更多助が厭で実に邪見にする事|全一年、その間一つ寝もせず振付けられても、多助は辛い所を忍び/\て馬を引いて出ますが、人に話も出来ませんか....
俳優倫理」より 著者:岸田国士
嘆の的になるのであって、小説を書く仕事、或は音楽の作曲をする仕事、殊にまた舞踊の振付をする仕事自体に対して、世間はなんら理解はなかった。小説の作者、物語の作者と....
日記」より 著者:宮本百合子
居る。見えない生活の気分だ。恐らく私ほか感じられない暗示だ。私は為に、全くしんの振付を把持出来ない日常の苦しさを覚える。 私の前には二つほか道がない。 此苦....
宝塚生い立ちの記」より 著者:小林一三
のをという経営者の方針と、一時衝突したこともあったが、結局双方からあゆみよって、振付として高尾楓蔭氏、久松一声氏等が招聘され、第二期生として瀧川末子、篠原浅茅、....