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振子時計
「振子時計〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
振子時計の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二つの庭」より 著者:宮本百合子
しふるえるその手の中指に見事なダイアモンドの指環がきらめき、煖炉棚の上におかれた
振子時計が、ガラス・ケースの中で一本の金線につられた金色の振子を音なくまわし、部....
「博物誌」より 著者:岸田国士
んでいるのを見ると、私は胸が悪くなる。その様子は、さながら、時間もなにも分らない
振子時計の機械的な無駄骨折りにひとしいものである。何が面白くあんな跳び方をし、な....
「火の扉」より 著者:岸田国士
人形や、つぼや、革とじの書物や、壁にかゝつている大きな裸体画や、暖炉の上の珍しい
振子時計やに眼をうつしながら、たずねる。 「こゝはどういうおうちですか」という市....