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「挺出〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

挺出の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
生死卍巴」より 著者:国枝史郎
日後のことであった。三挺の駕籠が前後して、花の曠野へ現われた。 曠野へ駕籠が三挺出て、すこしばかり先へ進み出した時、もう一挺の駕籠が出て、三挺の駕籠へ追いつい....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
だ。 ※身 丈人試静聴、賤子請具陳 甫昔少年日、早充 読神 賦料 李※隣 自謂頗挺出、立登 致 此意竟蕭条、…………… そこまで読みかけると、正香はその先を読....
虞美人草」より 著者:夏目漱石
《よ》の後《のち》、ぶらりと宗近《むねちか》家の門からあらわれた。つづいて車が二挺出る。一挺は小野の下宿へ向う。一挺は孤堂先生の家に去る。五十分ほど後《おく》れ....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
は披針形で葉末は鋭い刺尖を呈している。そして葉心から太い花軸を立てて大なる花穂を挺出し、六花蓋片の白花を群着する。雄|蕊《づい》の葯と雌蕊の柱頭とは相当相離れて....