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捕え所
「捕え所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
捕え所の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
偵は猶独語を続けて「併し斯う意外な事柄が現われると大いに探偵が仕易くなる、一つも
捕え所がなくては何の思案の加え様もないが、兎に角死骸――而も首のない死骸が出ては....
「血の文字」より 著者:黒岩涙香
事をするだけ不為だからと云ましたけれど女房は仲々聴きません果は両の手に左右の戸を
捕え所天に決して其様な罪は無い彼に限ッて悪事は働かぬとか所天が牢へ入られるなら私....
「探偵小説アルセーヌ・ルパン」より 著者:婦人文化研究会
歩進めて考えると同時に、それは恐ろしい真理にぶつかります。』 『えッ?』 『実に
捕え所のないほどの真理です。しかし十分の根拠があるんです。課長! お解りになりま....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
していることは、やはり一つの驚異といってよい。写実的気分も濃厚であるが、特にその
捕え所が巧みである。たとえば大仏殿を描くのに、ただ正面の柱や扉のみで、遺憾なきま....