捧げ持つ[語句情報] »
捧げ持つ
「捧げ持つ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
捧げ持つの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「老中の眼鏡」より 著者:佐々木味津三
悟からなのだ。 格之進の老眼からは、滝のようにハラハラと雫が散った。 香炉を
捧げ持つ手がわなわなとふるえた。 声もカスレ乍らふるえた。 「お潔ぎよいことで....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
そこでお盆をかりてコップになみなみと水をみたして運ばせる。すると目のところへ
捧げ持つてお盆のフチを鼻柱へくッつけて静々と徐行してくる。慎重に一足づゝすらせて....