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「捲線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

捲線の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
ある。 彼は、あとでまた扇風機になおすつもりだったが、この失敗のために電動機の捲線《けんせん》をすっかりやりなおさなければならないことになった。 失敗は失敗....
ラジオ雑感」より 著者:寺田寅彦
こえるようになってしまった。機械を調べてみると、何とかいうあの蜘蛛の網の形をした捲線が新しく取換えられてあるのである。使いをやって元の古い捲線を返してくれと云っ....
科学者と夜店商人」より 著者:海野十三
荷のために鉄心はウンウン呻り、油はジュウジュウとあぶくを湧き立てて対流をはじめ、捲線の被覆は早くも黄色い臭いをあげて焦げつつあった。尤もこの勇敢なる裸電球の照明....