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「授業料〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

授業料の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
少年」より 著者:芥川竜之介
いんぎん》に神を教えるのである。あるいはそれでも知らぬ顔をすると、今度は外国語の授業料の代りに信仰を売ることを勧《すす》めるのである。殊に少年や少女などに画本《....
星座」より 著者:有島武郎
はないか。清逸の学資の補助(清逸は自分の成績によって入校二年目から校費生になって授業料を免除されている上毎月五円の奨学金を受けていた)を送金する時にも、父は母に....
青春の逆説」より 著者:織田作之助
どうして校長がそれを知っているのだろうと考えて、思い当るところがあった。 (俺が授業料滞納の選手権保持者だということを知っているんだな)豹一はみるみる赧くなり、....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
或る一定社会以上に志願者を限定するように、万端施設することである。曰く、相当高い授業料、就職の禁止、昼間学校の建前、等々。 でこうなると、入学志願者と中等学校....
死までを語る」より 著者:直木三十五
で、相当の家の女だから、ちゃんとした姿をしているし、何処から見ても、生活の為に、授業料が納められないとは見えなかったにちがいない。何んしろ、この須磨子は、ハガキ....
私の経過した学生時代」より 著者:夏目漱石
に入っていたから、舎費|即《すなわ》ち食糧費としては月二円で済《す》み、予備門の授業料といえば月|僅《わずか》に二十五銭(尤《もっと》も一学期分|宛《ずつ》前納....
毒瓦斯発明官」より 著者:海野十三
やなに、たった十分間の講義だけじゃ。しかしあのウィスキーにペパミント百四十函は、授業料としては至極やすいものじゃ」 「あれだけの夥しい洋酒を捧げても、まだ先生の....
社会時評」より 著者:戸坂潤
或る一定社会層以上に志願者を限定するように、万端施設することである。曰く相当高い授業料、就職の禁止、昼間学校の建前等々。 でこうなると、入学志願者と中等学校数....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
て、石鐵県も相当の依托金を貰っていたから、それを以て小学校の費用に充てた。月謝は授業料といって松山の各小学校のみに旧藩札五匁(二銭五厘)あるいはその半額を徴収し....
獄中消息」より 著者:大杉栄
川のイタリア語のハガキの意味はわからんと言ってくれ。保子に判決謄本とアナルシーと授業料とを忘れないように、ことに授業料を早くと伝えてくれ。留守宅のことよろしく頼....
反抗」より 著者:豊島与志雄
宿に転がってるよりは、広い家に留守居をしてる方がずっとよかった。その上、九月後の授業料のことも多少気にかかっていた。八月一杯下宿料が助かるとすれば非常に便宜だっ....
失われた半身」より 著者:豊島与志雄
うことになり、給料からの源泉課税差引きを免除された。免除された分だけでも、学校の授業料に廻して余りがあった。まず生活安定というわけだ。その代り会社に対しては責任....
在学理由」より 著者:豊島与志雄
「君の話はよく分らんよ。伯父さんにそれだけ理解があるなら、早く卒業した方が……授業料だけでも無くて済むじゃないか。」 「然し、卒業すれば、働かねばなりません。....
レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
た。その他の寄附を合計して一五〇〇ポンドを得た。また教授のポケットにはいる学生の授業料もこの方につぎ込むということにした。 学生に一般的な初歩の実験を教えると....
」より 著者:織田作之助
たり、怪しげな喫茶店の女給から小銭をまきあげたり、友達にたかったりするばかりか、授業料値下げすべしというビラをまくことを以て、主義に忠実な所以だとしている阿呆で....