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排中律
「排中律〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
排中律の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「微笑」より 著者:横光利一
の中心問題で、触れれば、忽ち物狂わしい渦巻に巻き襲われるからである。それは数学の
排中律に似た解決困難な問題だった。栖方は、その中心の渦中に身をひそめて呼吸をして....
「旅愁」より 著者:横光利一
それはどんな人間の、どんな考えでもですが、――御存じでしょうが、数学ではこれを、
排中律と呼んでこの定律を認めておりますけれども、あの石の庭を作った人の頭も、そん....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
こうと試みる。だがその結果、直観主義は、形式論理の法則を悉くは承認出来なくなる、
排中律の如きは破棄されねばならなくなるのである。 エレア主義に立っているのであ....
「辞典」より 著者:戸坂潤
る建前を持っているのであって、同一律(AはAである)、矛盾律(Aは非Aに非ず)、
排中律(AはBか又は非Bであってその他のものではあり得ない)、がこの立場を最も端....
「ヒルベルト訪問記」より 著者:高木貞治
難病と戦いつつも,駿馬も老いては揚足を若い助手連に時々は取られながらも,どうして
排中律の証明等等を書かずには居られないでしょう.余生を楽しむなどは論外で,生きな....