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掘り立て
「掘り立て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
掘り立ての前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ココナットの実」より 著者:夢野久作
妾はそう云いながらハラムの頸をヤケにゆすぶった。逞ましい脂切った筋肉に、爪を
掘り立てるくらいキツクゆすぶった。けれどもハラムはビクともしなかった。軽々と妾を....
「死者の書」より 著者:折口信夫
、何時までこの山陰に、春を起き臥すことか、と侘びる者が殖えて行った。廬堂の近くに
掘り立てた板屋に、こう長びくとは思わなかったし、まだどれだけ続くかも知れぬ此生活....
「採峰徘菌愚」より 著者:佐藤垢石
な活動振りである。熊手にも似た大きな両手を、穴の入口の土に突っ込んだかと思うと、
掘り立て掘り立て、土をはねながら全力をあげて掘って行く。 あったあった! 狂乱....