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探し当てる
「探し当てる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
探し当てるの前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幸運の黒子」より 著者:海野十三
がよくなるものか!) 注射料は半額で済むことにはなるし、幸運に恵まれた若い女は
探し当てるし、それに、あの唐崎さんという看護婦の素晴らしい性感はどうだ! 彼は....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
れからそれへと、いくら思い出してみてもこれならばという自信の湧き出る美しい女性を
探し当てることはできなかった。ドレゴははげしく昂進してくる自分の心臓に気がつき、....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
片町というだけでは、どこの屋敷であるか判らない。平さんというだけでは、その人間を
探し当てることも困難である。お角を調べたところで、それを素直に云う筈はない。さし....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
って来た時には、出て行った時と同じことに、たった一人でした。ついにその尋ぬる人を
探し当てることができないで、悄然《しょうぜん》として番所の門を潜りました。しかし....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
すべての消息から、竜之助が京都へ落ちたことは真実《まこと》である、京都で必ず
探し当てる、これも兵馬が夜歩きをする一つの理由でありましょう。しかしながら、京都....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
―そうしてかくあるうちに、不幸にしてそのたずぬる物語のある頼朝公の尼寺というのを
探し当てる以前に、例の宮前の黒船騒ぎの波動が、お銀様をして前方へ進むことを阻《は....
「異国食餌抄」より 著者:岡本かの子
ものが二三種類ある。美食探険家はこういう中流料理屋のスペシャリテの中に思わぬ味を
探し当てることがあるという。 巴里に行った人で一度はレストラン・エスカルゴの扉....
「巷説享保図絵」より 著者:林不忘
、その身内の若い者や、一空和尚が探しまわっているのだから、とても磯五が一人の手で
探し当てることができるわけもなければ、またその方便もないのだった。
ところで、....
「親ごころ」より 著者:秋田滋
脱けだした。父親は足を棒のようにして息子の行方をさんざ探ねて廻った※句、ようやく
探し当てることが出来たのであるが、ジャンは、芸を仕込まれた牝山羊や軽業をする犬に....
「二十歳のエチュード」より 著者:原口統三
りえなかった。 *30 恐怖。――僕は果たして、鏡の中に、自分の顔を
探し当てることができるだろうか。 *31 迷信排斥がついに迷信を生む....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
君は御辛抱しておいででしたな」 「でも、この登子をお案じ給うて、私の身を、ここに
探し当てると、もう堪らぬ、一ト眠りじゃと、横におなり遊ばしたのでございました。さ....