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接着
「接着〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
接着の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
害となり無意味となる。――で、もし風俗の観念も、単にこうした意味での道徳の観念に
接着するだけなら、夫は理論的に無用でナンセンスな困ったカテゴリーに終るだろう。 ....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
他と並列する一領域であると考えられるにも拘らず、他方之等一切の諸領域の一つ一つに
接着していることをも見落すことが出来ないのである。そういう関係があればこそ、社会....
「読書法」より 著者:戸坂潤
に移りながら、極めて手の届いた説明を試みているが、高度の問題はいつか文学の問題に
接着して行っている。その思想傾向の特色は今は問題ではないが、とに角、哲学の問題が....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
、庶政一新的な政治の方向なのである。 今見たように一見、政局はとにかく安定面に
接着するように見える。不安定な内閣であっても、とにかく安定面へ
接着するという形式....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
と思っています。(久保謙氏宛 四月六日。京都より) 美的態度と愛の実践との
接着になやむ あなたは私があまりに長らく便りを怠りましたから、さだめしお心淋し....
「思想動員論」より 著者:戸坂潤
かった。つまり国民乃至民衆を「統制」し得たにしても、事実上之を「動員」するだけの
接着性を有っていなかったものだ。 事実思想善導と云っても国民精神作興と云っても....