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提婆
「提婆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
提婆の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文章」より 著者:芥川竜之介
、近眼鏡《きんがんきょう》をかけた住職は国定教科書を諳誦《あんしょう》するように
提婆品《だいばぼん》か何かを読み上げている。
その中《うち》に読経《どきょう》....
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
よ」と、彼は事もなげに受け合った。 「八歳の龍女が当下《とうげ》に成仏したことは
提婆品《だいばぼん》にも説かれてあります。いかに罪業《ざいごう》のふかい女子の身....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を忘れ熊を落して大虫に啖わせたがそれから発狂した、熊は仏の前身、恩知らずの樵夫は
提婆達多《だいばだった》の前身だとあるが大虫は誰の前身とも説いていない。『中阿含....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
際までも、叫びつづけたと云うことである。 「……火で焼くがいい、鞭で撲るがいい、
提婆のために憎まれて、頭を割られ鉛を詰められた、蓮華色比丘尼に比べては、この身の....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
味方でもない中途の相手が一番自分にとってつまらない無意義な存在です。 法華経|
提婆品には、釈尊が自分の生涯の深刻な敵であった
提婆達多に、自分に敵であった縁によ....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
れば親鸞聖人の「正像末和讃」にも、「僧ぞ法師の其の御名は、尊きことと聞きしかど、
提婆五邪の法に似て、賤しきものに名づけたり」とも、「末法悪世の悲しみは、南都北嶺....