揚戸[語句情報] »
揚戸
「揚戸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
揚戸の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白蟻」より 著者:小栗虫太郎
ぎると、土間の右から数えて五番目の踏板から下に降りて、そこの土の窪みだけを踏み、
揚戸《あげど》を開きにゆくといった具合に……。日夜かっきりと、同じ時刻に同じ動作....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
ながらわたしたち夫婦でお指図をいたして上げます」といったのである。夫婦は朝表口の
揚戸を上げてくれる。晩にまた卸してくれる。何から何まで面倒を見てくれたのである。....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
さまし、「寝所」の外にはい出し、金網の少し開いた所をまたていねいにしめ、それから
揚戸《あげど》を開いて、おりてきたのであった。
男と少年とは、無言のまま暗夜の....