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換価
「換価〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
換価の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
んだ」
そういうわけで、第一日の四時――五時半のうちに、伸子は、使用価値とか交
換価値とかいうものの本質について、混同しぼんやりしていた理解をいくらか整理させら....
「戦争でこわされた人間性」より 著者:宮本百合子
うとも、新円を持つことが便利であり、どうして手に入れたものであろうとも、ヤミの交
換価値の高いものを持つことが便利であるとき、ある種の人々が何年間かそれでもってや....
「科学論」より 著者:戸坂潤
ている(商品の物神崇拝性)。夫はこうである。 商品は何時の世でも、使用価値と交
換価値とを持つが、ブルジョア社会の商品は、使用・消費故の交換を目的として生産され....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
それにも拘らず、この哲学プロパーの体系に於ける諸概念は、論理の範疇体系と、その兌
換価値・キャッシュバリューを一つにしていたわけだから、この――共通な――論理の範....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
る(商品の物神崇拝性)。――夫はこうである。
商品は何時の世でも、使用価値と交
換価値とを持つが、ブルジョア社会の商品は、使用・消費・故の交換を目的として生産さ....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
原因。稀少性従って大抵の場合において労働
(四)稀少性
(五)(六)生産費及び交
換価値の根拠としての労働。このことはスミスによって裏書きさる
(七)しかしながら....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
場合につき、各交換者の欲望の最大満足の問題の解法を、充された最後の欲望の強度が交
換価値に比例せねばならぬことによって示し、かつまた二商品のそれぞれの市場価格の決....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
と考えて差支えなかろう。しかし、平和恢復後の事態において、かつ土地粗生生産物の交
換価値の著しい下落とその結果たる通貨の大縮少との下においては、課税の負担と圧迫と....
「茸狩り」より 著者:和辻哲郎
の体験である。茸狩りを始めた子供にとっては、彼の目ざす茸がどれほどの使用価値や交
換価値を持つかは、全然問題でない。彼にはただ「探求に価する物」が与えられた。そう....