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「損傷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

損傷の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
すればゼムリヤ号の船体はヘルナー山まで飛ぶことは飛ぶが、あのように船体が中程度の損傷で停っている事はないと思うのです。つまり原子爆弾の力によるものならば、吹飛ぶ....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
、機雷をグワーンと喰わなきゃならんで、今のところ低気圧の散るのを待たねば、艦隊は損傷が多くなるばかりじゃ。それがまた、あまり永くは待てんでのう。どうも困ったもの....
赤外線男」より 著者:海野十三
て彼女の身体に大きな異変が起った。それは飛んで来た硫酸に眼を犯され、右眼は大した損傷もなかったが、左眼はまるで駄目になった。結局右眼一つというようなことになって....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
、四時間にわたり波状投弾し、焼夷弾の前に爆弾を投じた。 宮城大宮御所の建物にも損傷あり、まもなく消し止めた。両陛下と皇太后陛下は御無事とのこと。明治神宮は本殿....
海底大陸」より 著者:海野十三
あとをのこして、一時間ののちには、どこともなく姿をかきけしてしまった。 市民の損傷は、まだはっきりしたしらべはつかないが、たいへんなものだろうといわれる。建物....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
重大な仕事が残っていたのだ。乗組員の多数は、艇外《ていがい》へとび出して宇宙塵に損傷《そんしょう》した穴の方から消火につとめた。このとき彼らは、やはり空気かぶと....
怪星ガン」より 著者:海野十三
ちこわしはしないだろうかと、きもをひやしたのだった。だがさいわいにも、それによる損傷はなくてすんだ。 ゲーナー少佐は、司令艇に救助された。 救援隊長のテッド....
火星探険」より 著者:海野十三
よ」 「ああ、わかった。元気をだして、できるだけ早くやってみてくれ」 第三舵の損傷が報告された。こうなると本艇の操縦はむずかしくなる。が、今の気味のわるい震動....
千早館の迷路」より 著者:海野十三
顔で見て過ぎた。それに反して、正面の厳めしい鉄門も、裏口にある二つの潜り門も共に損傷がなく、ぴったりと閉ざされていて、一部には錆が出ているのを発見した。本館は塀....
地球要塞」より 著者:海野十三
私は、水中榴弾《すいちゅうりゅうだん》の炸裂するのを、じっと待った。 舵器損傷《だきそんしょう》!――本艇は沈下しつつあります じじじン、じじじン 水....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
分に初速も出るし、また電気でとびだすのだから、硝煙や噴射|瓦斯のため地上の施設が損傷する心配もなかった。 高い鉄塔の上から照らしつける照明灯は、地上を昼間のよ....
火薬船」より 著者:海野十三
た心地はない。 爆音、また大爆音! だが、平靖号は、さいわいにして、さしたる損傷もうけなかった。その大爆音は、はるかにサイゴン港内において頻発しているのであ....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
う」 「うん、早くゆけ。ぐずぐずしていると、大事なわが飛行島の機関部に、どんな大損傷が起るかもしれん。海軍士官はたくさんあるが、飛行島はかけがえがないのだからな....
空襲警報」より 著者:海野十三
他ノ一機ハ高角砲ニヨリ粉砕シ、他ノ一機ハ海中ニ墜落セシメタリ。本艦隊モ駆逐艦一隻損傷ヲ受ケタリ」 「超重爆撃機二機ヲ南方ニ見失エリ」――ああ、それではいよいよや....
棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
認識した。次に、倉庫が潰れて、その下敷になった輸入機械は、すくなくとも三分の二は損傷をうけているだろう、この報告を早く本社にして、善後処置についての指令を仰ぐこ....