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搭乗
「搭乗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
搭乗の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「船医の立場」より 著者:菊池寛
きいたので、すぐその日、蓮台寺村に移って入湯した。 翌二十一日の午後、ペリーの
搭乗している旗艦《きかん》ポウワタン船《ふね》は、他の三隻を率いて、入港した。 ....
「空中墳墓」より 著者:海野十三
発揮のため急角度に高空へ昇るのにも、又、飛行機のバランス復旧をはかる上に於ても、
搭乗者が一人減ることが大変好ましいことも肯けた。いろいろ前々からの事情もあって、....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
市民が蝟集して、プロペラを折り、機翼を裂き、それにも慊らず、機の下敷になっている
搭乗将校の死体を引張りだすと、ワッと喚いて、打ち懸った。「死屍を辱しめず」という....
「地球盗難」より 著者:海野十三
んびりした気持となり、青畳を敷いたような遥かな下界の美しさに酔っている間もなく、
搭乗機は三時間のちに天文台のある東京郊外三鷹村に無事着陸した。 大隅はあつく礼....
「死の快走船」より 著者:大阪圭吉
けに、浮力の実験に際しても、厳密に云えば必ず多少の不正確さは免れなかった筈だし、
搭乗者の服装やその他の細かな変化も、多少とも見逃しているのだ。だから一九〇・九二....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
のが放送された。それは先日新聞社の催しで数名の知名の文士を北半日本のリレー飛行に
搭乗させた、そのときの感想を話し合わさせるという趣向なのである。 いずれも生ま....
「記録狂時代」より 著者:寺田寅彦
作ることになるかもしれない。しかし単に墜落高度というだけのレコードならば飛行機|
搭乗者のほうにもっと大きい数字がありそうである。 レコードでもあまりありがたく....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
こんだ五六名の腕ぷしの強そうな男たちは、ピストルや軽機銃をかまえてヘリコプターの
搭乗者へ警戒の目を光らせる。彼らの服装は、まちまちであり、背広があったり、作業衣....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
がうつっている。 「――地球連合通信。九時五分発表。 サミユル博士以下六十名の
搭乗しております宇宙艇『宇宙の女王』号が遭難したもようであります。 その遭難地....
「独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
に」 「いや、もう一つその前に、全国の空軍基地に対し、単座戦闘機にゴンゴラ将軍を
搭乗せしめざるよう厳重命令すべきである」 「その必要はあるまい。なぜといって、ゴ....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
号であった。その隣室の十八号が、宣伝長イレネ女史の寝室だった。 魚戸は、本艇に
搭乗以来、僕を煙たそうにして避けているように見えた。そういう態度は、僕にとって決....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
したね。あのとき竪坑の天井もうちぬかれたのです。あの爆撃のとき、敵機に乗っていた
搭乗員が、機上からふり落されて、ここへ落ちこんだのではないでしょうか」 そうい....
「成層圏飛行と私のメモ」より 著者:海野十三
をゴム管で出し、それを口にくわえるとか鼻にあてるとかする。しかしもっといいのは、
搭乗者の座席を、空気の洩れない、いわゆる気密室にして置き、ちょうど潜航中の潜水艦....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ルカップにおける夜半の太陽を望見せんことを期し、パケット会社の観光船エーボン号に
搭乗することを約す。かくして二十一日(金曜)炎晴をおかして、午前十一時半、キング....
「空飛ぶ悪魔」より 著者:酒井嘉七
・ボートにしつらえられた偽りの標識である。それを目あてに着陸する(?)飛行機は、
搭乗者と共に、千古の謎を秘めた湖の底深く葬られるのだ。そして、殺人の総ての証拠を....