摂取不捨[語句情報] » 摂取不捨

「摂取不捨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

摂取不捨の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
ではないかなどと源氏は思っていた。律師が尊い声で「念仏衆生《ねんぶつしゆじやう》摂取不捨《せつしゆふしや》」と唱えて勤行《ごんぎょう》をしているのがうらやましく....
親鸞」より 著者:三木清
じ》めには次の讃歌が掲げられてある。 弥陀の本願信ずべし 本願信ずるひとはみな摂取不捨の利益にて 無上覚をさとるなり この一首は康元二年二月九日夜、夢告に成....
本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
、我身の上とぞ思はれける。(中略)念仏高く唱へて、光明遍照、十方世界、念仏衆生、摂取不捨と誦し給ひつゝ海にこそ入り給ひける』とあるのは、熊野で死ねば浄土に往かれ....
法然行伝」より 著者:中里介山
は西にうつせみの もぬけはてたる声ぞすずしき 光明遍照十方世界念仏衆生摂取不捨の心を 月影のいたらぬ里はなけれども ながむる人のこころにぞすむ ....