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「摧く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

摧くの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
家の事であるのがその本来である。合気の術は剣客武芸者等の我が神威を以て敵の意気を摧くので、鍛錬した我が気の冴を微妙の機によって敵に徹するのである。正木の気合の談....
子規居士と余」より 著者:高浜虚子
質斯にあらぬことは僕もほぼ仮定し居たり。今更驚くべきわけもなし。たとい地|裂山|摧くとも驚かぬ覚悟を極め居たり。今更風声鶴唳に驚くべきわけもなし。然れども余は驚....
国会図書館の窓から」より 著者:中井正一
る働きの中の静寂は、ある意味において快いものがある。もちろん、敵もあれば、心肝も摧く、謀略にも遇う。しかし、そこにこそ湧く爽爽しい緊張もまた捨てがたき命の味もあ....