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摺り切れる
「摺り切れる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
摺り切れるの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「博物誌」より 著者:岸田国士
と同じように、砂利や木立の隙間から、不健康なトンネルや、じめじめした穴倉の奥まで
摺り切れる。 どんなところでも、夜の帷の裾のはいり込まないところはない。そして....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
がたい神仏の広大なお慈悲の思召しで、それには及ばず、世間のならい、好き自由にして
摺り切れるまで使っておいて、何を、褌も買ってやらない、里の母親の処へ、湯銭の無心....