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撫で斬り
「撫で斬り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
撫で斬りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
…この町に風上から火を放けて、火の海にして終ったらドンナに綺麗だろう。あの群集を
撫で斬りにしたらドンナに痛快だろう。あの瀬戸物屋にダイナマイトをブチ込んだら……....
「烏恵寿毛」より 著者:佐藤垢石
故郷の家屋敷まで抵当に入れてしまった。爾来、七とこ八とこと借り歩き、身寄り友人、
撫で斬りである。 同業内田百間は、借金の達人であるときいているが、彼とわが輩と....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
り斬りつ斬られつの修羅図であった。 抛っておけば、相打か、悪くすれば、城太郎は
撫で斬りになる。――お通はわれを忘れて、河原を駈け、縛めのため利かぬ両手をもがき....