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撰む
「撰む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
撰むの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
れゆえ、この鍛冶職の子で製本屋の小僧が、一方では累計百五十万ポンド、そのいずれを
撰むべきかという問題に出会ったわけだが、彼は遂に断乎として後者を撰んだのだ。そし....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
のを撰んで作る。ことに歌舞伎双六は羽子板とおなじように、大抵はその年の当り狂言を
撰むことになっていて、人物はすべて俳優の似顔であること勿論である。その双六だけで....
「白髪鬼」より 著者:岡本綺堂
うことが書いてあるんです。たとい無理に試験を通過したところで、弁護士という職業を
撰むことは、お前の将来に不幸をまねく基であるらしく思われるから、もう思い切って帰....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
謡を丸暗記していたのでイキナリ本番を習ったものであったが、むろんこちらから曲目を
撰む事は出来なかった。翁が本人の器量に応じて次の月並能の番組を斟酌しながら撰んで....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
らぬので、私は檜で彫ることにしました。いうまでもなく、檜の材はなかなか鑿や小刀を
撰むもので、やわらかなくせに彫りにくいものですが、材としては古来から無上のものと....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
んで専修することになっていたので、普通科の二年間に生徒は充分自分の適当と思う道を
撰むことも出来たので、今から思うと、この法は大変よかったように思われます。今日で....