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撰集
「撰集〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
撰集の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
ハルンアルラシッド――『アラビアン・ナイト』(千一夜物語)の主人公。 三二 後
撰集に僧正遍昭作として同様のものがある。なお、為頼朝臣集に「折りつれば心もけがる....
「連環記」より 著者:幸田露伴
けて久しくなりぬる人のことさまになりぬときゝて」などという前書の恋の歌が多い。後
撰集雑二に「難波がた汀のあしのおいのよにうらみてぞふる人のこゝろを」というのが読....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
ばかり選び入れました。装幀《そうてい》は烏丸光康卿《からすまみつやすきょう》『後
撰集《ごせんしゅう》』表紙裏のうつし、見返しは朱が赤すぎましたが、古画中|直垂紋....
「雪の宿り」より 著者:神西清
、少々訳がらもございます。それは太閤さまが心血をそそがれました新玉集と申す連歌の
撰集二十巻が、このお文倉に納めてありまして、わたくしもその御纂輯の折ふしには、お....
「曙覧の歌」より 著者:正岡子規
》なりとす。〔『日本』明治三十二年三月二十六日〕 『古今集』以後今日に至るまでの
撰集、家集を見るに、いずれも四季の歌は集中の最要部分を占めて、少くも三分の一、多....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
花ト云ヒ重葉ノモノヲ満州菊ト云フ万寿菊ノ訛ナリ」と書いてある。 サネカズラ 『後
撰集』の中の恋歌に三条右大臣の詠んだ「名にしおはゞあふ坂山のさねかづら人に知られ....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
、こゝに宿り給へ。…… 竹取物語に、 御子は立つもはしたにて居たまへり。 後
撰集に、 身の憂さを知ればはしたになりぬべし、思へば胸のこがれのみする。 更科....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
は風流の歌である 九 老いたる定家、歌に対する見識の変化、世間的幸運 十 『新勅
撰集』、新古今調からの離脱、世襲の芸道の建立、有心、歌における「詩」の喪失の警告....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
指した。 いとまあらば ひろひに行かむ住吉の きしに寄るてふ 恋わすれ貝 新勅
撰集のうちにある古歌の一首がそれには刻んである。朱実は誇って、 「どうです、これ....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
意も多少加わっているが、諒とせられたい。 西行法師のことは、西行自身が書いた「
撰集抄」とか「山家集」などの紀行や歌文があるので、ほとんど、それの史実を践み、無....