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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
露肆」より 著者:泉鏡花
、行火もなしに、霜の素膚は堪えられまい。 黒繻子の襟も白く透く。 油気も無く擦切るばかりの夜嵐にばさついたが、艶のある薄手な丸髷がッくりと、焦茶色の絹のふら....