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「支局〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

支局の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ふもれすく」より 著者:辻潤
せてくれるというので僕は行く気になったのだ。 Y港へくると、早速九州の新聞社の支局の記者がきて、「大杉他二名」に対する感想を話してもらいたいといった。 僕は....
地球発狂事件」より 著者:海野十三
世界の報道網に対し輝かしき第一報を打つことに成功したデンマーク新報のアイスランド支局員ハリ・ドレゴの命名によるものであった。巨船ゼムリヤ号発狂事件――という名称....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
の仲間の一人として、そういう方針をぶちこわさない決心だ。 ◯近く、時事通信社甲府支局版に、連載科学小説「超人来る」を書くことに決りそうである。これは全体の筋を予....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
襲で土着する僧侶とも違い、その境涯に安穏な日も送れなかった。高山町にある神道事務支局から支給せらるる水無神社神官らが月給の割り当ても心細いものになって行った。半....
善蔵を思う」より 著者:太宰治
の事実を知らせてくれたのである。 そのころ、私は故郷の、やや有名な新聞社の東京支局から招待状をもらっていたのである。――いつも御元気にてお暮しの事と思います。....
不尽の高根」より 著者:小島烏水
の上天気ですよ」などといい合った。汽車は電燈のちらつくころ、富士駅に着いた。朝日支局の大山為嗣さんに迎えられて、大宮まで自動車を走らせた。 三 大宮と吉....
一つの思考実験」より 著者:寺田寅彦
関のようなものになってしまう。こういうものは全国にただ一つあって、各地には適当に支局を分配して、中央を通じて相連絡すればよい。 政治経済教育宗教学芸産業軍事そ....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
の翌日は、九州の郷里に帰っている女房と子供とを呼びよせに、Mを使いにやった。関西支局のWも女房や子供と前後して上京した。 準備は何にも要らない。ただ小さなスー....
投手殺人事件」より 著者:坂口安吾
フーム。奇々怪々」 二人はガッカリして外へでた。 「まア、仕方がない。ひとつ、支局へ寄ってみようや」 支局へ立ち寄ると、夕方五時ごろ本社から金口宛ての電話が....
桂馬の幻想」より 著者:坂口安吾
なるかと考えてみたのである。 そこで野村はその足で木戸の対局を主催した新聞社の支局を訪れ、その間の事情について心当りになるような出来事がなかったか尋ねてみた。....
西瓜」より 著者:岡本綺堂
なんにも見えなかった。横田というのは、東京の××新聞の社員で、去年からこの静岡の支局詰めを命ぜられた青年記者である。学生時代から倉沢を知っているというので、ここ....
怪獣」より 著者:岡本綺堂
、八歳。私、新聞記者、三十二歳。 わたしは社用で九州へ出張する途中、この広島の支局に打合せをする事があって下車したのである。支局では大手町の旅館へ案内してくれ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
きだして視界をさえぎっているから、すぐ目と鼻の大島が見えないのだ。朝日新聞の伊東支局へ電話をかけて大島バクハツかどうか問い合せたが、主人が不在で分らない。ぜひな....
立春の卵」より 著者:中谷宇吉郎
のいならぶ前で、三日の深夜に実験が行われた。実験は大成功、ランドル記者が昨夜UP支局の床に立てた卵は、四日の朝になっても倒れずに立っているし、またタイプライター....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
も欲しい。で、朝から両手に桜|麦酒をかかえ込んで遊びに来た九州は福岡の読売新聞の支局長だというY君に、 「どうだね、これは貰っときたいが。」とやった。 「かまい....