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「支柱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

支柱の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
(アッシリア人)、降雪(山地インド人 Montagnais-Indianer)、支柱の折れたために天の墜落(支那)、水神の復仇(ソサイティー諸島 Gesells....
階段」より 著者:海野十三
人一人を通せるほどの狭さで、鉄板を順々に螺旋形にずらし乍ら、簡単な手すりと、細い支柱で、積み重ねて行ったものだった。思わずその下に立ち寄って上を見上げてみると、....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
怪な自殺を遂げてからというものは――後継者旗太郎が十七の年少なのと、また一つには支柱を失ったという観念も手伝ったのであろう――いっそう大きな亀裂になったかのよう....
一坪館」より 著者:海野十三
物の並んだ近代都市が見えるのだ。飛行場は高架式で、源一の図面によれば百四十四本の支柱でささえられていた。 その支柱は、約五十メートルの高さがあり、そして互いに....
空中漂流一週間」より 著者:海野十三
た兵隊が未熟のためか周章ててハンドルを切り間違え、あべこべにトラックは半壊家屋の支柱に衝突し、轟然たる音響とともに、とうとうその半壊家屋を潰してしまった。そこで....
幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
かえって、命ぜられた方向探知器にとりついた。 甲板のうえに出ている枠型空中線の支柱を、把手によってすこしずつ廻していると、電波がどっちの方向から来ているか分る....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ぜ」 部屋が傾くのではない、飛行島が傾くのであった。波浪ははげしく飛行島舳部の支柱を噛んでいる。住民たちの多くは、部屋が傾くのを知って、飛行島が航行しているの....
男女関係について」より 著者:大杉栄
心の奥底に感じている僕の愛を確かめて、そして自分は何等かの職業によって自分自身の支柱を得ようとしているのだ。 野枝さん。 君は、先日の手紙によって、すなわち....
絶景万国博覧会」より 著者:小栗虫太郎
径二、三町もあろうと思われる、巨大な車輪である。そして、軸から輻射状に発している支柱が、大輪を作っていて、恰度初期の客車のような体裁をした箱が、その円周に幾つと....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
。 艦側から、海中に飛び込む兵員、しだいに現われゆく赤い船腹、やがて、魚雷網の支柱にまで火が移って、まったく一団の火焔と化してしまったのである。 かくて、戦....
夢殿殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
摩居士の自転が、轆轤の役を勤めたと云う事になるのだけれど、最後に筋肉をかき切って支柱が外れた際――その時、捻った余力で直角に廻転して墜落したのだった。そして、そ....
審判」より 著者:カフカフランツ
架がつけられてあり、そのいちばん尖端で相交わっていた。手すりの外側の壁と、それが支柱へつながる部分とは、緑の葉形模様でつくられていて、小さな天使たちがあるいは元....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
気勢を見せながら、再起せぬエセックスに見当はずれな肩入れを示した。彼は新教会派の支柱である。バアリイの死に当たって、ケンブリッジ大学が故人の残した総長の椅子を継....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
かぎりなき細かな輪の線を辷らしながら、目にも留らぬ速さで廻っていた。無論|腕木の支柱があり、黒鉄の上下|槓が横斜めに構えてはいた。その把手を菜っ葉服の一人が両手....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
。 もっとも機械といっても、波型をきざんだチクワロール二本を、左右二本の木製の支柱にわたしただけのもので、ロールについたハンドルを回しながら、原紙のボール紙を....