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改名
「改名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
改名の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
るものも、そういう心配はありますまい。」
「いや、大いにありますよ。」
馬琴は
改名主《あらためなぬし》の図書検閲が、陋《ろう》を極めている例として、自作の小説....
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
あって、好奇《ものずき》に盥に乗って下《くだ》ろうものなら、二人や三人土左衛門と
改名したかも知れぬのだ。盥が無くて仕合《しあわせ》仕合。 (二〇)とんだ....
「海異記」より 著者:泉鏡花
、粋な小烏といわれないで、ベソを掻いた三之助だ、ベソ三だ、ベソ三だ。ついでに鯔と
改名しろなんて、何か高慢な口をきく度に、番ごと籠められておいでじゃないか。何でも....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
の懐かしい少年時代の夢を破る時が遂に来たった。かの長州ヶ原がいよいよ日比谷公園と
改名する時代が近づいて、まず其の周囲の整理が行なわれることになった。鰻の釣れる溝....
「海底都市」より 著者:海野十三
ちゃんと、本間良太《ほんまりょうた》という名がある」 「ふふん。それがミドリモと
改名されたんだよ。ちょうどわしが、辻ヶ谷からカビに
改名したようにね」 博士はふ....
「外来語所感」より 著者:九鬼周造
デッカーの案内記にはグランド・ホテルとなっている旅館もハイデルベルゲル・ホーフと
改名していた。料理の献立を見てもソースのことをテウンケなどと書いてあった。テウン....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
丞は後の門之助で、男女蔵の父である。市川駒三郎は後に団十郎の門に入って、宗三郎と
改名した。中村梅太郎は後の富十郎で、現在の市川団右衛門の父である。この通し狂言の....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
ができました。そして、今まではシュテッヘという名で怖れられていた悪鬼に、いよいよ
改名の機が迫ったのです。ねえ夫人、現に、今も朝枝の頸を絞めたものは、シュテッヘで....
「大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
間に世間は一変し、世は王政維新となり、そうして奠都が行なわれた。 江戸が東京と
改名され、大名はいずれも華族となり、一世の豪傑|勝安房守も、伯爵の栄爵を授けられ....
「役者の一生」より 著者:折口信夫
合は恐らく容貌や、姿が助けていたろうと思う。その後明治十五年になって、二十四歳で
改名して養父の源之助を襲名した。(源之助という名は、中村・三桝にもあったが、今で....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
中平九郎――最後の「弁天小僧」――老年の悲哀 団十郎の死 再演の春日局――家橘の
改名――大森の一夜――歌舞伎凋落――団菊の歿後 日露戦争前後 左団次の衰老――新....
「御堀端三題」より 著者:岡本綺堂
その懐かしい少年時代の夢を破る時が遂に来った。彼の長州原がいよいよ日比谷公園と
改名する時代が近づいて、先ずその周囲の整理が行われることになった。鰻の釣れる溝の....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
ただの町人では満足しなかった。油会所時代に水戸の支藩の廃家の株を買って小林城三と
改名し、水戸家に金千両を献上して葵の御紋服を拝領し、帯刀の士分に列してただの軽焼....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
隊の戦闘あり。その後も市中おだやかならず、劇界不振をきわむ。 ○八月、市村|家橘
改名して五代目尾上菊五郎となる。時に二十五歳。 ○九月二十三日の夜、河原崎権之助....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
り『久安六年百首』を部類分けして奉った。仁安二年、清盛太政大臣となった年、俊成と
改名、五十四歳。安元二年出家、法名釈阿。六十三歳。 当時歌人としては、六条家が....