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改定
「改定〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
改定の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
法を屈して以て情を伸ぶべしとの意により、太祖の准許を得て、律の重きもの七十三条を
改定しければ、天下|大に喜びて徳を頌せざる無し。太祖の言に、吾は乱世を治めたれば....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
も、その者は私生児であるとしたということである。 明治六年五月に頒布せられた「
改定律例」にも、やはり謀反、大逆の罪に関する箇条《かじょう》は載せられなかった。....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
引き替えて一国一命|免《ゆる》すものなり」と。かく書かせて元の所へ置かせられた(
改定史籍集覧本『丹州三家物語』七三頁)、三国|鼎争《ていそう》の最中や戦国わずか....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ぬ者なしと聞いたは早二十年ばかりの昔で、今はどうなったか知らぬ。しかるにその後『
改定史籍集覧』二五所収、慶長十八年頃書かれたところといわるる『寒川《さむかわ》入....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
取りだの、岡焼半分のゴシップだのというものが、遠慮なく飛び出して、選挙のことも、
改定のことも閑却され、ここ暫《しばら》く、創作の興味が、旧作の復習に圧倒された形....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
必要がある。父のぐうたらは検討の余地なしとしても、わが母というものの世間相場は、
改定される必要はないか。 神尾は、今それをつくづく思い返している。 世間の人....
「学者安心論」より 著者:福沢諭吉
して新政府をつくりたり。自然の勢、もとより怪しむに足らず。その後、廃藩置県、法律
改定、学校設立、新聞発行、商売工業の変化より廃刀・断髪等の件々にいたるまで、その....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
ていたが、明はこれを根本的に改めて、極端に君主独裁的な制度を作った。律令も兵制も
改定された。社会組織も更新された。現代にも存続する郷党の制度はこの時の振興にもと....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
いた。藤原不比等が唐に留学した田辺史の教育を受けたごとき、その一例である。律令の
改定はすでにこのころから準備せられていた。国家組織のこの新光景は人心に若々しい緊....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
きには、インド遠征が停止になったのだ。あるいは、イングランド教会法についてなにか
改定されたのだ。と思うと、疲れることを知らぬ姿が、やっと現われ出て、ウマに飛び乗....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
の外交政策であります。それは昨年末とくに日米軍事同盟の性格を有する日米安保条約の
改定と強化をし、更に将来はNEATOの体制の強化へと向わんとする危険な動きであり....
「書物を愛する道」より 著者:柳田国男
期間が、今の人よりは長すぎた。三十年も四十年もぽつぽつと書きため、或は後になって
改定し、しかも其中途で既に写し伝えられて居るものも多い。分量では徳富蘇峰の国民史....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
、また一段と尋ねにくくなったのである。 大きな神社の祭日は、近年神職たちの手で
改定したものが多いけれども、気をつけて見てゆくと、最初はほとんど皆民間の年中行事....