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「改廃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

改廃の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
皇室では恐れ多い事ながら成るべく民衆に親しく御接し遊ばすよう、すべての形式を御改廃中とかに洩れ承る。これに準じて官辺はもとよりすべての事が民衆化しつつある事は....
能とは何か」より 著者:夢野久作
の装束の象徴的な表現と如何にして調和させるかという舞台効果のみを主眼として選択、改廃されて来たものである。 その他、日月星辰、風雨明暗、山川草木等の森羅万象に....
社会時評」より 著者:戸坂潤
司令部を、そのまま「平時化」する必要がどこかにある以上、この戦時三位一体制は当然改廃されねばならなくなる。 満州に於ける治安維持の確立期はすでに終り、匪賊も六....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
て作られたワナは、さる小動物の蠢動《しゅんどう》によって、左様に容易《たやす》く改廃さるべきものではないのに、二つとも、完全に逃げ了《おお》せたのは、見えない眼....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
は、西班牙国内にも猛烈な反対運動があって、宗教団体や知識階級の一部はつねに闘牛の改廃を叫んでいるんだが、この「血の魅力」はすぺいん国民の内部にあまりに深く根を下....
外来語所感」より 著者:九鬼周造
は言語の世界にも適者生存の自然|淘汰が行われている、人為的な強制などでは、言語の改廃は困難であるというのである。ガラスだのベルだのコップだのは生活上の必要から言....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
、よそでそうするならここでもと、気軽に改めた部分もないとは言えぬが、その保存にも改廃にも、ともかくも彼等の理由があった。歴史の学問がまだこの方面には進まないため....
大岡越前」より 著者:吉川英治
をして、時には、いらいらさせるのが見える。 正面の弊政改革にしてもそうなのだ。改廃の令はしきりに出たが、その精神と実績は少しも生きて応えて来ない。退けられた大....