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「改題〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

改題の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
想片」より 著者:有島武郎
かありえない。このことについては「我等」の三月号にのせた「雑信一束」(「片信」と改題)にもいってあるので、ここには多言を費やすことを避けよう。 私の目前の落ち....
駈落」より 著者:佐左木俊郎
へやって行った。 ――大正十五年(一九二六年)『文藝戦線』 十一月号所収『逃走』改題――....
新生」より 著者:島崎藤村
みであった。春が待たれた。 『寝覚』附記 「寝覚」は、『新生』の改題。 こんな悲哀と苦悩との書ともいうべきものを、今更読者諸君におくるというこ....
死の快走船」より 著者:大阪圭吉
飛沫を蹴立てて疾走していた。 (「新青年」昭和八年七月号、「白鮫号の殺人事件」を改題、改稿)....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ありますが、後にそれと同名の書のあることを発見したというので、さらに『新斉諧』と改題しましたが、やはり普通には『子不語』の名をもって知られて居ります。なにしろ正....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
「接吻の責任」(P・C・L)は内容も接吻という題も作者までもいけないというので、改題改作を命じられたし、「股旅千一夜」(日活)は社会風刺で大カット、「彼の場合」....
唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
実があって、私は、不束ながら、はじめ、淑女画報に、「革鞄の怪。」後に「片袖。」と改題して、小集の中に編んだ一篇を草した事がある。 確に紫の袖の紋も、揚羽の蝶と....
鵞鳥」より 著者:幸田露伴
の芸術は厄介だ。しかしここに道はある。どうです、鵞鳥だからむずかしいので。蟾蜍と改題してはどんなものでしょう。昔から蟾蜍の鋳物は古い水滴などにもある。醜いものだ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
十種余に関係している。尤も文庫は早き以前に廃刊してしまったが、この雑誌は小国民の改題で、その頃はかようなものに載せる文学的のものは、俳句の外は凡て大家と認めらる....
活動写真」より 著者:淡島寒月
で、その俳優に対する好き好きがあろうから無駄な事だが、私は過日帝国館で上場された改題「空蝉」の女主人公に扮したクララ・キンベル・ヤング嬢などは、その技芸において....
獄中消息」より 著者:大杉栄
う。僕も賛成する。そこで大体の方針に関する僕の意見を述べて見よう。 まず第一に改題するがいい。いつかも議論のあったように『新婦人』などはどうかと思う。そしてそ....
ドイルを宗とす」より 著者:甲賀三郎
私には、ホームズの推理は驚異であった。最初に読んだのは佐川春水氏が「銀行盗賊」と改題して訳述した「赤髪組合」か、それでなければ訳者を失念したが、太陽か又は太陽と....
私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
を書き、またしばらくして「伊達主水」というのを書いた。これはのちに「放浪三昧」と改題した。 伊藤はそれらを見ても別にいいとも悪いともはつきりいわなかつたが大河....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
るが、船弁慶という名題では羽左衛門の出し物にならないというので、特に「義経記」と改題したものらしく、羽左衛門は船幽霊の知盛をつとめた。二番目は我当が出し物の「紙....
『唯研ニュース』」より 著者:戸坂潤
感傷的になるのは、あまり道徳的ではない。それよりも雑誌『唯物論研究』が『学芸』と改題されて眼新らしい編集の下に出版される予定だというから、そのことでも胸に描きな....