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「放射性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

放射性の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
いき」とは感ぜられない。もしこの種の縞が「いき」と感ぜられるときがあるとすれば、放射性が覆《おお》われて平行線であるかのごとき錯覚を伴う場合である。 模様が平....
地球発狂事件」より 著者:海野十三
でしょうか」 「それは今のところ不可解だ」 「その破壊面附近に、ウラニウムなどの放射性物質がついていませんでしたか」 「今までのところ、それを検出し得ない。多分....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
するカント及びクロルの説/ハーバート・スペンサーの説/化学作用の意義、太陽内部の放射性物質と爆発性物質/天体内のヘリウム/地球の年齢/クラウジウスの説における誤....
比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
なものがあると想像する。なおこれらの元素は必ずしも不変なものではなくて、たとえば放射性物質のごとく、時とともに自然に崩壊し変遷する可能性を持つものと想像する。そ....
物理学圏外の物理的現象」より 著者:寺田寅彦
電器の漏電を測っていたことが、少なくも間接には近代電子的物質観への導火線となり、放射性物質の発見にも一つの衝動を与えたような形になった。現在先端的な問題の一つと....
蒸発皿」より 著者:寺田寅彦
に感ずるという、そういう一種特別の作用を利用するほかはない。もっとも地上に存する放射性物質から発射されるいろいろの放射線もやはりこれと同様な性質をもっているので....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
められている。稀土類元素の研究では木村健二郎氏、稀有元素では和田猪三郎氏の研究、放射性元素の研究では吉村恂氏などが目立つ。放射能の研究に関しては、いまは亡き東大....
物質とエネルギー」より 著者:寺田寅彦
ンなるものが発見される事になった。今日ではほとんどこの電子の実在を疑う者はない。放射性物質や真空放電の現象に止まらず、あらゆる方面にわたって電子によって始めて説....
方則について」より 著者:寺田寅彦
論の事、ブラウン運動等の研究はますます分子原子の実存を証するようになり、真空管や放射性物質の研究はどうしても電子の存在を必然とするようになって来た。人間が簡単を....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
降したものである。これは個々としては目に見えぬ微塵である。ウラニウムの分割の際は放射性バリウムやストロンチウムができるはずである。また原子爆発の際の強力な放射線....
教育の目的」より 著者:新渡戸稲造
ーム」というものは、仏蘭西《フランス》のこういう人が発明したもので、これは著しい放射性の元素であるということでも書いてあったなら、それを平易に説いて聞かせ、なお....
落日の光景」より 著者:外村繁
飛行機でどうしても二日かかるそうですから、とっても忙しいお薬ですのよ」 多分、放射性能を持った注射薬であろう。私はその注射薬を積んだ飛行機が、アメリカの飛行場....
」より 著者:中谷宇吉郎
小二種類あって、その一つをモル・イオンあるいは小イオンと呼んでいる。ラジウム類の放射性物質、紫外線などの作用を受けて、空気の分子の中から電子が追い出されて、いわ....