放校[語句情報] »
放校
「放校〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
放校の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「競馬」より 著者:織田作之助
七の歳女専の生徒から口説《くど》かれて、とうとうその生徒を妊娠させたので、学校は
放校処分になり、家からも勘当された。木賃宿を泊り歩いているうちに周旋屋《しゅうせ....
「あめんちあ」より 著者:富ノ沢麟太郎
いるのであった。先ず彼は学校へ出席してみたいと願った。しかし彼はすでに学校の方は
放校されていた。彼はこのことを思い出しはするのであったが、未だに学校には籍がある....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
を穢す者は、この正木という青二才に外ならない。こんな学生は将来の見せしめのために
放校してやるがいい」
と敦圉いているという風評が、学生仲間に伝わった位でありま....
「海底都市」より 著者:海野十三
犯者トビ学生は、共に本校から追放されたんだから、もう心配することはない」 遂に
放校処分にあったのか。そんならもう大丈夫だろう。しかし僕はどこかに不安の影が宿っ....
「「緑の騎士」ノート」より 著者:宮本百合子
「お前はアミを高くはりすぎる」p.79 共和主義なんてレッテルとポリテクニックの
放校生なんていまいましい汚名を雪ごうと思った。デリケートで気のきいた、むずかしい....
「風と光と二十の私と」より 著者:坂口安吾
私は
放校されたり、落第したり、中学を卒業したのは二十の年であった。十八のとき父が死ん....
「てのひら自伝」より 著者:坂口安吾
の略歴などといったって、私は新潟市で生れ、定められた小学校から中学校、この中学を
放校されて、このへんから私の選んだ必然の道というようになるけれども、やっぱり人の....
「ふるさとに寄する讃歌」より 著者:坂口安吾
るために、はげしく私を叱責した。人々は、私を彼の少年だと誤解した。私は町の中学を
放校された。彼は猟に出て、友人の流れ弾にあたって、死んだ。 僧院の窓はくらく、....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
きそうに思われてきた。 十五六というのは、外見無頼傲慢不屈なバカ少年が落第し、
放校された荒々しく切ない時であった。 二十七と三十一のバカらしさはすでにバカげ....
「私の青年時代」より 著者:山之口貘
、Nは骨董品に校長をたとえてその人身を攻撃し出したので演壇から引摺り下ろされNも
放校処分となった。そして、ぼくは新聞「琉球新報」紙上に、「石炭」と題する詩に、「....