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「政党〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

政党の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
河童」より 著者:芥川竜之介
が、とにかく何よりも先に「河童全体の利益」ということを標榜《ひょうぼう》していた政党だったのです。 「クオラックス党を支配しているものは名高い政治家のロッペです....
路上」より 著者:芥川竜之介
会が多かった。野村家と云えば四国の南部では、有名な旧家の一つだと云う事、彼の父が政党に関係して以来、多少は家産が傾いたが、それでも猶《なお》近郷《きんごう》では....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
の中でも、もしもピストル以上の飛び道具を全部なくしたならば、選挙のときには恐らく政党は演壇に立って言論戦なんかやりません。言論では勝負が遅い。必ず腕力を用いるこ....
自叙伝」より 著者:大杉栄
を書くことを頼まれていた。憲政会は三菱党だ。政友会は三井党だ。したがってこの二大政党には、今日の意味での善政、すなわち社会政策を行うことはとうていできない。彼等....
獄中記」より 著者:大杉栄
るという話だが、こんどはみんな幾らずつ貰ったんだ。」 という情けないお言葉だ。政党か何かの壮士扱いだ。さすがの堺を始めみんなは顔見合せて苦笑するの外はなかった....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
その随筆だがね、足が土についていない。お高く中洲の中二階、いや三階あたりに。――政党出の府会議員――一雪の親だよ――その令嬢が、自分一人。女は生れさえすりゃ誰で....
政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
る。 現在の国民大衆の政治意識がいかに低いものであるかは、彼らの大部分が反動的政党を支持して平然としていることによつて最も端的に表明せられている。国民大衆が反....
著作権の問題」より 著者:伊丹万作
あり、第二の段階としては、従業員組合の組織をつうじて、あらゆる機会に政府あるいは政党に働きかけて草案の立法化促進運動を果敢に展開することである。 右のうち、草....
仲々死なぬ彼奴」より 著者:海野十三
云い、一説にはそれほどは無いが、すくなくとも一億円は越えているだろうと噂された。政党、ことに××党にとってこの老人は文字どおりの弗箱であったからして、大臣になっ....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
わち、およそわが百十万円なり。 ベルギーはローマ宗固結の国にして、宗旨をもって政党を団結し、当時の政府は宗旨政党の組織するところとなれりという。 ベルギー政....
革命の研究」より 著者:大杉栄
ぐんでいる革命にはこれらのすべてのものが顔を出すであろうから――そして同じような政党が名は違っても同じ特徴を持ってどこの国にもあることを考えて見ると、そしてまた....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
警察法の改正により戦前の警察国家の再現を夢み、全国民治安維持のための警察をして一政党の権力維持のための道具たらしめんとしております。また義務教育学校職員法の制定....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
仕事だが、会うことは亦愉快な事でもある。 私は純粋社会党員でありたい 社会党は政党として結党したのであるが、時々左右の対立などと新聞に書かれて非常に損をして居....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
ので、日本労働総同盟は政治運動への方向転換の宣言を行い、私の属する日農は単一無産政党の結成を提唱した。私たちはこの準備にかけ回ったが、その中途において労働組合戦....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
大戦前ドイツの政情は満州事変前の日本のそれに非常に似ていたのである。世は自由主義政党の勢力強く、参謀本部の要求はなかなか陸軍省の賛成が得られず(しかも参謀本部の....