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政府
「政府〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
政府の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文章」より 著者:芥川竜之介
格なんですな?」
「マゾフですか? マゾフと云うやつは莫迦《ばか》ですよ。何しろ
政府は国防計画よりも私娼保護《ししょうほご》に金を出せと熱心に主張したそうですか....
「河童」より 著者:芥川竜之介
にすることも顧みないはずだ。」
「では君は何主義者だ? だれかトック君の信条は無
政府主義だと言っていたが、……」
「僕か? 僕は超人(直訳すれば超河童です。)だ....
「彼 第二」より 著者:芥川竜之介
|口調《くちょう》を変え Brother と僕に声をかけた。
「僕はきのう本国の
政府へ従軍したいと云う電報を打ったんだよ。」
「それで?」
「まだ何《なん》とも....
「松江印象記」より 著者:芥川竜之介
だ微笑をもって許さなければならないと思っている。なぜといえば、天主閣は、明治の新
政府に参与した薩長土肥《さっちょうどひ》の足軽《あしがる》輩に理解せらるべく、あ....
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
否、忍野氏の罪のみならんや。発狂禁止令を等閑《とうかん》に附せる歴代《れきだい》
政府の失政をも天に替《かわ》って責めざるべからず。
「常子夫人の談によれば、夫人....
「星座」より 著者:有島武郎
う人で……」
「何、クロポトキン……それじゃ君、それは露西亜《ロシア》の有名な無
政府主義者だ」
人見は星野や西山たちが議論する座に加わって、この人の名はたびた....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
して根絶することの出来ない見方である。私のいう二つの見方とは、社会主義であり、無
政府主義である。 この二つの主義のかくまでの力強さは何処にあるか。それは、縦令....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
宗教方面の人々はこの新説を教壇で宣伝することを妨圧しようと努めたが、これに対する
政府の承認を得ることができなかった。 このデカルトの学説から強い刺激を受けた若....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
既にイデオロギーによる統制主義國家となつている。しかして今やアメリカにおいても、
政府の議會にたいする政治的比重がずつと加わり、最大の成長を遂げたる自由主義は、進....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
の事、すでに為すべからざるを知るといえども、我が事うるところの存せん限りは一日も
政府の任を尽くさざるべからずとて極力計画したるところ少なからず、そのもっとも力を....
「活人形」より 著者:泉鏡花
許の明るい内に、さらけ出してお謝罪をしろと、居丈高に詰寄れば、「こりゃ可笑い、お
政府に税を差上げて、天下晴れての宿屋なら、他人の妻でも妾でも、泊めてはならぬ道理....
「北海道に就いての印象」より 著者:有島武郎
ドのような役目を果たすことが出来ていたかも知れない。然しそれは歴代の為政者の中央
政府に阿附するような施設によって全く踏みにじられてしまった。而して現在の北海道は....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
ます。われらが占領政策の行き過ぎを是正せんとするものは、国会軽視の傾向であり、行
政府独善の観念であり、ワン・マンの名によって代表せられたる不合理と独裁の傾向であ....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
私がこれをタネにして本会議で一席弁じ審議引延しをすることになった。私は同法案が『
政府の責任で出したものか、マ司令部の責任で出したものか、日本の国会の審議権を守れ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
立案の心理状態と同一で、どうやら内輪に計算されているらしい。 私の考えでは軍は
政府に軍の要求する兵備を明示する。
政府はこの兵備に要する国家の経済力を建設すべき....