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「政綱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

政綱の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
恐らくは右大臣信長の名を天下に知らしめずに終ったことであろう。丁度、その時、梁田政綱が放った斥候が、沓掛方面から帰って、「義元は今から大高に移ろうとして桶狭間に....
丹下左膳」より 著者:林不忘
このとき。 造営総奉行の一人に、松下右衛門太夫《まつしたうえもんだゆう》源政綱《みなもとのまさつな》という、これは、武州《ぶしゅう》川越の城主でしたが。 ....
現代史の蝶つがい」より 著者:宮本百合子
領とされていたトルーマンはもとより共和党と同じブルジョア政党の立場だから、独自の政綱というものはなかった。ルーズヴェルト未亡人が、トルーマンを支持しないという声....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
か。 尤も不安と云っても、それは民衆にとってのことだ。林内閣の拝命・組閣行動・政綱発表に就いて、不安を感じる代りに歯がゆさを感じている一群の人間は勿論いる。そ....
社会時評」より 著者:戸坂潤
験地獄礼讃 免職教授列伝 ギャング狩り 膨脹するわが日本 大学・官吏・警察 八大政綱の弁護 思想問題恐怖症 一、満州サービスガール 満州国が独立した....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
してはいない。だからこの自由主義が良いとか悪いとかいっても、実は少しも広田内閣の政綱の説明などには、理論上ならないはずだったのである。 だが、今日の日本の政治....
食糧騒動について」より 著者:与謝野晶子
結果となりました。 寺内内閣はこうして自己の秕政に気附かず、反対に首相寺内氏は政綱として常に善政主義を唱え、国民の物質生活には自給自足主義を以て楽観し、お門違....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
う気持すらあった。時の司権者は、軍にばかり追われて来たので、まだ天下に泰平を布く政綱もなかったし、京都だけの市政にしてからずいぶん不備で大ざっぱな法令で間にあわ....
三国志」より 著者:吉川英治
無為茫然、いったい何をまごまごしておられるのか。なぜ一日も早く太子を立てて新しき政綱を掲げ、天下に魏の不壊を示さないのか」 と、罵った。 諸人はまた口を揃え....