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敏捷い
「敏捷い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
敏捷いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
ーゴ!」 「こいつは不可い。」 「お、小父さんお客様。」 お母さんに肖てこれも
敏捷い!……折から、店口の菊花の周囲へ七八人、人立ちのしたのをちらりと透すととも....
「活人形」より 著者:泉鏡花
てくりょう。と力瘤を叩けば、得三は夥度頭を振り、「うんや、汝には対手が過ぎるわ。
敏捷い事ア狐の様で、どうして喰える代物じゃねえ。しかし隙があったら殺害ッちまえ。....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
ゆえちょっと話があって来たが、むむそうか、もう十兵衛がところへ行ったと、ハハハ、
敏捷い敏捷い、さすがに源太だわ、我の思案より先に身体がとっくに動いて居るなぞは頼....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
にも露助らしい名だと思えた。イワンの馬鹿ということがある。だが、この少年なかなか
敏捷い。 「君、ここにイワンと書いてくれないか。」 誰かがそのノートを突き出し....