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敗滅
「敗滅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
敗滅の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私は懐疑派だ」より 著者:二葉亭四迷
じゃ未だ未だ途中だ。何にしても、文学を尊ぶ気風を一旦壊して見るんだね。すると其|
敗滅《ルーインス》の上に築かれて来る文学に対する態度は「文学も悪くはないな!」ぐ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
を持ち、蛇の尾の上に立って踊りつ舞いつ行き過ぎた。この年、山南の節度使の陽守亮が
敗滅した。 会稽山の下に※冠があって、長さ一尺あまり、胴まわり五、六寸。これに....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
敗的影響から、少しも侵されることのない避難所であった。不純なゴール精神の決定的な
敗滅を、彼は宣言していた。それでもやはり、あたかも永遠の敵の脅威を常に感じてるか....
「三国志」より 著者:吉川英治
か」 関羽は、しきりと、言葉をつづけた。ひとり玄徳の落胆を励ますばかりでなく、
敗滅の底にある将士に対して、ここが大事と思うからであった。 彼はふと、乾き上が....
「三国志」より 著者:吉川英治
。 それでも、この損害は、まだ半分で済んでいたといってよい。なぜならば、曹軍の
敗滅急なりと見て、ここに渭南の県令|丁斐という者が、南山の上から牧場の牛馬を解放....
「三国志」より 著者:吉川英治
えに蓄えて六度|祁山に出づ」 という報に接したときには、 「明なる哉。これ蜀の
敗滅、魏の隆昌。天運果たしてこの事をすでに告ぐ」 と、勇躍、詔を拝して、かつて....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
三代の在城期間は、明応二年から慶長五年までの約百年であった。関ヶ原の役に浮田家の
敗滅と共に、新免家も亡び、竹山城もまた、徳川家の勢力に組み入れられてしまった。 ....